遺影用の写真はいつ用意するべきか。
生前に撮影することで様々なメリットがあります。
生き生きとした美しい姿を写真に残しませんか。
生前に遺影を撮影するメリット
遺影写真を生前に撮影するのは、様々なメリットがあります。
自身の気に入った写真を使用できたり、家族の負担を和らげることが可能です。
好きな写真を使ってもらえる
生前に遺影写真を撮る大きなメリットは、自身の納得のいく1枚を遺影にできることです。
写真館や業者に依頼すれば、より一層綺麗で鮮明な写真に仕上がるでしょう。
遺影写真は葬儀が終わった後も、家族の手元に残り続けます。
大切な家族にはお気に入りの姿をいつまでも見てほしいものですよね。
家族の負担が減る
自身で遺影写真を生前に用意しておくことで、いざという時に家族が写真を探して選ぶ負担を減らすことができます。
死後は、遺された家族にとって、葬儀やお墓など様々な手続きが発生してくることが予想されます。
そうした中で、遺影を事前に決めておくことで限られた時間を有効活用できるのではないでしょうか。
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遺影を選ぶタイミング
遺影を選ぶのに決まったタイミングは特にありません。
強いて言えば、思い立った時に用意するのがおすすめです。
ただ、年齢を重ねるほど、急な病気や事故などが原因で、体が不自由になってしまい撮影ができなくなる可能性もあります。
そういったことを考えると、元気な内にベストな写真を撮影しておくのが望ましいでしょう。
遺影に適した写真
古すぎない写真を選ぶ
大体5~10年前くらいの写真を使用するのが一般的です。
あまりにも古い写真を選ぶと誰なのか分からない可能性があるので、避けた方が無難でしょう。
また、闘病生活が長い場合は、それ以前の元気な姿を写した写真が良い場合もあります。
ピントが合っており、自身が大きく写っているもの
遺影写真は、大きく引き延ばして使用します。
そのため、引き延ばしてもピントがぼけないものがよいでしょう。
また、集合写真など小さく写っているものではなく、スナップ写真など自身が大きく写ったものが適しています。
自分らしい写真
自然な表情で微笑んでいるものを用意しましょう。
普段の自身とあまりにもかけ離れているものはNGです。
葬儀後も自宅に飾る場合がほとんどですので、人柄を思い起こせるような1枚が良いのではないでしょうか。
撮影スタジオや業者によるシニアフォト
最近では、撮影スタジオや業者によって、シニア専門の撮影サービスを実施しているところが多くあります。
記念になるだけでなく、もちろん遺影にも使用できます。
プロに撮影してもらうことで、自身で撮影するよりも各段に味わいのある1枚になることでしょう。
メイクや服装のレンタルなどが付随しているところもありますので、プロにトータルコーディネートしてほしい場合や、メイクやオシャレに自信がない時にもおすすめです。
撮影料金の相場
撮影料金の相場は撮影スタジオや業者によって様々ですが、撮影料だけでなくメイクやヘアセット、服装のレンタル代などがセットになっている場合が多いです。
どのプランを選ぶかによって変わってきますが、大体10,000~50,000円と幅があります。
自身に合ったプランを選ぶといいでしょう。
メイク・服装のポイント
年齢を重ねる内にメイクをすること自体なくなってしまった方も多いのではないでしょうか。
撮影時にはできればメイクをされることをおすすめします。
また、ヘアスタイルや服装なども華やかに装うことで、より一層美しく生き生きとした姿を写真に残すことができるでしょう。
いつもより少しだけ華やかに
普段の自身より少しだけ華やかに装うことで、明るく生き生きと見せることができます。
派手すぎたり地味過ぎたりと、あまりにも本来の姿とかけ離れている写真だと見る人に違和感を抱かせてしまう可能性もあるので要注意です。
あまり気合を入れすぎず、自然な写真に仕上がるよう心掛けましょう。
プロに依頼するのも◎
メイクやヘアセットに慣れていない場合は、美容院などでプロにメイクとヘアセットを施してもらうといいでしょう。
プロに仕上がりのイメージを伝えることで、顔や服装にマッチした統一感のあるメイク、髪に仕上げてもらえます。
遠慮なく仕上がりイメージを伝えましょう。
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まとめ
以前は生前に遺影写真を撮影するのは縁起が悪いとされていましたが、近年の高齢者増加に伴い、終活の一環として生前に遺影写真を撮影される方も増えてきました。
事前に用意しておくことで、いざという時理想の1枚を遺影写真にしてもらうことができ、その生き生きとした生前の姿は家族のためにもなるでしょう。
スタジオや業者を選ぶ際には、複数候補を立てて選ぶのがおすすめです。
家族写真と一緒に撮影すれば、それも良い思い出になるのではないでしょうか。
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