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趣味を持つことによる驚異的なメリット3選

 科学的な観点から趣味を持つことがどれほど私達を健康に導いてくれるのかを解説していきます。「たかだか趣味でしょ?」と思うような方もいると思いますが、今回の記事を見ることで趣味がどれほどメリットを持っていて、重要なことであるかを知り驚くことでしょう。

偉大なる人物は皆、熱中できる趣味を持っている

 この記事を見ている方の中には「趣味を持とうにも仕事が忙しくてそんな時間は取れない」とか、「生活をするので精一杯でそれどころではない」と思っている人もいることでしょう。仕事でもっと成果を出したい、スキルを身につけたい、自己成長をしたい、と思うのでしたら、趣味の時間を作るべきだということは直感には反していることでしょう。
 しかし、どうやら趣味を持つことが日々のストレスに対処し、創造的に考えるためのカギであるようです。私達よりもはるかに忙しく、大きな成果を出している人はちゃんと趣味を持っているのです。

 例えばFacebook創設者のマークザッカーバーグは、「趣味を持つことはあなたが情熱と意欲を持っていることを採用担当者に示す」と言っています。
実際会社の採用担当者が求職者によく尋ねる質問が「あなたはどんな趣味を持っていますか?」という質問です。面接では熱中する趣味を持っているかどうかが重要視されているようです。

 そして他にも趣味を持っている有名人で世界的な投資家であるウォーレンバフェットがいます。そんな彼はウクレレを演奏することが趣味のようで、テレビの生放送やチャリティーイベントで披露しているそうです。

  このように世界的に著名な人達が趣味を注視しているのには何か理由がありそうです。
彼らはとても忙しいのに趣味に熱中している、むしろ熱中しているからこそ大きな成果を出すことができているのかもしれません。

 実は趣味にはパフォーマンスを上げるという科学的根拠があるということが最近の研究で分かってきています。

趣味を持つことの科学的メリット3選

 それではさっそく3つのメリットについて解説をしていきます。

  1. 肉体的に健康になれる
     数人の心理学者グループが1400人を対象に行った調査があります。これによると、楽しい余暇活動に従事していると答えた人は血圧、そうコルチゾール、胴囲、肥満度指数の数値がどれも低いことがわかりました。楽しい趣味を持っていると答えた人を調べてみると、数値で肉体的に健康であることが示されたわけです。
     
     ここで「趣味といってもランニングや筋力トレーニングのように体を動かすような趣味だったんでしょ?」と思う人もいるでしょう。しかし、今回の研究によると別に運動といった激しい肉体を使う趣味でなくても健康的になれたそうです。例えば、編み物や楽器の演奏など。なので運動が苦手だったとしても、なんでもいいので何か熱中できる趣味を持っておくことが大切なのです。
  2. ストレスが大幅に軽減される
     このメリットに関しては皆さんも納得しやすいのではないでしょう?実際に趣味を持つことによって趣味は大幅に軽減されるのです。そしてこのことは実際の研究で証明されています。

     カリフォルニア大学の研究によると、余暇活動でストレスがすぐに軽減されるということがわかりました。これは集中力の向上、幸福の実感、長寿など多くの心身の健康へと繋がります。そして興味深いことに趣味に熱中した直後だけでなく、数時間後、さらには数日後にも影響を及ぼしたそうです。
     趣味のある人は趣味の活動を行った後も幸福感が続き、ネガティブな感情を持ちにくくなったことが判明しています。このことは国立医学図書館に発表された論文にも記されていて、定期的な余暇活動はストレスなどの否定感情を管理するに役立つそうです。さらにはうつ病のリスクをほぼ3分の1にまで下げることができると新しい研究によって分かってきています。さらに趣味に没頭していくとうつ病の人が回復する可能性は272%も増加するそうです。

     趣味は私たちのメンタルを健康的にしてくれるのです。

     ここでさらにおすすめなのが、社会的な趣味を持つことです。趣味の中でも社会的な趣味はより人間を健康にしてくれるのだそうです。自分以外の人と一緒になって取り組む趣味を持つだけでも1年後はより幸せになることがわかっています。なので何かに通うような趣味を持つといいでしょう。自分の住んでいる市町村で開催されている無料のサークルに参加してみるのは非常におすすめです。
  3. 仕事のパフォーマンスが上がる
     これまでに話した趣味を持つことによるメリットは肉体的な健康と、精神的な健康につながってくるという話でした。ここでは仕事の業績を上げたい人に趣味を持つことがいかにおすすめかを解説していきます。
     
     有名な科学誌に掲載された400人の従業員を対象に行われた調査によると、創造的な趣味に従事する人と、そうでない人の間には著しい違いがみられたのです。
    創造的な趣味を持つことはプロジェクトに対してより創造的になれたり、仕事により良い態度で取り組めたりと仕事をするうえでのメリットがしっかりと関係していたのです。

     また、他の調査によると趣味のある従業員は仕事に満足しており、燃え尽きる可能性が低いということが示されております。趣味を持っている人は、仕事などのストレスを趣味で発散することができているので燃え尽きる可能性が低いのでしょう。
    なので「仕事でしっかりと成果を出したい」とか「仕事でいつまでもモチベーションを高く保ち続けたい」と思うのであれば、自分が熱中できる趣味を見つけてみるのはいいかもしれません。

脳のパフォーマンスを上げる趣味

 これまでに説明してきたことで趣味を持つことがどれほどいいことなのかはわかってきたのではないかと思います。しかし、今現在趣味が無くてこれから趣味を持とうと思っても何から始めようか悩む人もいることでしょう。
 そこでここの内容では脳のパフォーマンスを上げるのにおすすめだと言われている趣味を紹介していきます。これは認知症の予防にもつながってくるので、老後の生活をできるだけ長く有意義に過ごしたい人にとってもいい内容だと思います。

  1. 楽器を弾く
     音楽を演奏することは創造性、分析スキル、言語、数学、細かい運動能力などに役立つと言われています。なぜかというと、音楽を奏でることは脳の中にある脳梁という部分を強化してくれるからです。この脳梁を強化することは年齢に関係なく、記憶力や問題解決力、言語能力および全体的な脳機能に役立つということがわかっいます。
  2. 読書をする
     読書はストレスを軽減し気分を良くしてくれ、知性を高めてくれると言われています。様々な知識を組み合わせて日常生活をより適切にナビゲートし、パターンを検出、プロセスを理解させ、他の人の感情を正確に解釈しそれに対応する時にも役立つということがわかっています。
  3. 新しい言語を学ぶ
     言語を複数話せる人は一つしか話せない人よりもパズルを解くのが早いそうです。言語の学習に成功すると脳は精神的に要求の厳しいタスクをより適切に実行できるようになります。これには計画を立てたり、問題解決などの一般的なスキルも含まれます。これといった趣味がないという人は、英語を勉強するなど新しい言語を学んでみてはいかがでしょうか。
  4. 定期的な運動をする
     これはただ運動をするのではなく、定期的に運動することが大事になってきます。定期的に運動すると私たちの脳内では、記憶、学習、集中力、理解を助けるタンパク質であるPDNFが満たされます。その結果、脳が成長したりパフォーマンスが高まるというわけです。もちろん肉体的な健康にも運動は極めて有益なので定期的に運動することはとてもいい趣味だと言えます。
     自分一人では続けるのが難しいという方は誰かと一緒に取り組むのがポイントです。これは社会的な趣味にも繋がるので非常におすすめです。

最後に

 長々と趣味を持つことの重要性を解説しましたがいかがでしたか?今まで趣味を持たないで過ごしてきた人でも是非自分自身のために時間を確保して好きな趣味に没頭していただけたらと思います。また、昔好きだったことを思い出して改めてこれからやってみるというのもいいかもしれません。
 これからの人生をより有意義なものにするために今回の情報を役立てていただけたら幸いです。

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